「水槽の底でせっせと動き回る、あの愛嬌のある魚を飼ってみたい」——コリドラスに興味を持つ人は多いんじゃないでしょうか。私も最初の水槽にコリドラスを入れてから、すっかりファンになってしまいました。今回は、コリドラスの飼い方について、私が実際にやってみて分かったポイントをまとめてみます。
コリドラスってどんな魚?
コリドラスは南米原産のナマズの仲間で、水槽の底層を主な生活圏にする小型ナマズたちの総称です。性格はおとなしく、他の熱帯魚を攻撃することもほぼないので、初心者におすすめの熱帯魚10選でも紹介したような丈夫な魚たちとの混泳にぴったりです。
体長は3〜7cmほどとコンパクトで、群れで行動する習性があるため、最低でも5〜6匹程度を一緒に迎えてあげると、本来の姿を見せてくれます。単独や少数飼育だと物陰に隠れがちになるので、最初から複数匹での導入がおすすめです。
水槽環境の整え方
底床選びが最重要ポイント
コリドラスはヒゲ(口ひげ)で底砂をつつきながらエサを探す習性があります。粒の粗い砂利だとヒゲが傷ついてしまうことがあるため、粒子の細かい丸みのある砂(いわゆるコリドラス専用ソイルや細目の川砂)を選びましょう。角が尖った砂利は避けるのが鉄則です。
水温と水質
適水温は23〜27℃程度で、極端な高水温には弱い傾向があります。水温管理の基本|ヒーターとサーモスタットの選び方を参考に、季節を問わず安定した温度を保ってあげてください。水質は弱酸性〜中性が好ましく、急激なpH変化には敏感なので、水換えは一気に大量に行わず、少しずつが基本です。
エサやりのコツ
コリドラスは底に沈んだエサを食べる習性があるため、水面で浮くタイプのフレークだけだと十分に行き渡らないことがあります。沈下性のタブレットフードやプレコ用の底棲魚向けエサを併用すると、しっかり栄養を摂ってくれます。
- 沈下性のタブレット・ペレットを底に落として与える
- 他の魚に先に食べられていないか、餌やり後に底の様子を確認する
- 食べ残しは水質悪化の原因になるため、数分で食べきれる量を意識する
- 週に1〜2回は冷凍アカムシなど動物質のエサも取り入れると発色・体力アップにつながる
よくあるトラブルと対策
コリドラスの調子が悪くなる原因の多くは、底床の汚れと水質悪化です。食べ残しやフンが底に溜まりやすいため、フィルターの掃除頻度と正しいメンテナンス方法を参考に、底砂の掃除もこまめに行いましょう。また、水槽の立ち上げ直後はろ過バクテリアが不十分で水質が不安定になりがちです。新しい水槽にコリドラスを迎えるのは、サイクリングが完了してからにするのが安全です。
ヒゲが短くなってきた、体表に白い点が出てきた、といった変化に気づいたら要注意のサインです。原因については熱帯魚が死んでしまう主な原因と予防策もあわせてチェックしてみてください。
実践のポイントまとめ
- 複数匹(5〜6匹以上)での群れ飼育を意識する
- 底床は角のない細かい砂を選び、ヒゲへの負担を減らす
- 水温は23〜27℃で安定させ、急な水質変化を避ける
- 沈下性のエサを併用し、底までしっかり栄養を届ける
- 底砂の汚れをこまめにチェックし、水質悪化を防ぐ
コリドラス飼育におすすめのアイテム
今回紹介した「底床は角のない細かい砂」「エサは沈下性」という2つの基準に合う、代表的な商品を挙げておきます。
底床:コリドラス専用の丸みのある砂
ヒゲ(口ひげ)への負担を減らせる、コリドラス向けに作られた底砂です。
エサ:沈下性のキャットフード
底層までしっかり沈む、コリドラスなどナマズの仲間向けに作られた定番のエサです。
推奨水槽サイズとおすすめの餌
水槽サイズの目安
群れで行動する底棲魚なので、最低でも5〜6匹以上をまとめて飼うのがおすすめです。単一種のみなら45cm水槽から飼育できますが、複数種を混泳させる場合は60cm以上あると落ち着いて過ごせます。
おすすめの餌
雑食性で人工飼料によく餌付きます。沈下性のコリドラス専用タブレットや底床用の顆粒フードが基本です。上層を泳ぐ魚と混泳させると先に餌を取られやすいので、確実に底まで沈むタイプを選びましょう。
まとめ
コリドラスは見た目の愛嬌だけでなく、水槽の掃除役としても活躍してくれる頼もしい存在です。底床選びとエサの与え方さえ押さえておけば、初心者でも十分に長く付き合っていける魚だと思います。これからコリドラスを迎えようと考えている方は、ぜひ今回のポイントを参考にしてみてください。
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