水草水槽を始めて1〜2か月、気づけば水草がぐんぐん伸びて水面を覆い、下の葉が枯れてきた……そんな経験はありませんか? 実は水草は「植えっぱなし」ではなく、定期的なトリミング(剪定)をしてあげることで、ずっときれいな景観を保てます。今回は魚好きおじさんが、失敗しにくい水草のトリミングと植え替えのコツをまとめます。
なぜトリミングが必要なのか
水草が育ちすぎると、上の葉が光をさえぎって下の葉に光が届かなくなります。すると下葉が溶けて枯れ、水質悪化やコケの原因になります。また、水流が弱まって酸欠気味になることもあります。
基本的な水草の育て方は初心者向け水草の育て方&レイアウトのコツで紹介しています。CO2を添加している場合は成長が早いので、水草水槽のCO2添加完全ガイドもあわせて読んでみてください。
水草のタイプ別トリミング方法
有茎草(ロタラ・ヘアーグラスなど)
茎がぐんぐん伸びるタイプです。伸びた茎を、底床から3〜5節ほど残した位置でカットします。切った上の部分(トップ)は、下の葉を数枚取り除いて植え直せば、新しい株として増やせます。
ロゼット型(クリプトコリネ・アヌビアスなど)
根元から葉が出るタイプは、古くて傷んだ葉を根元から切り取るだけで十分です。切りすぎると株が弱るので、全体の1/3程度までにしましょう。
前景草(グロッソスティグマ・ヘアーグラスなど)
絨毯のように広がるタイプは、伸びすぎたところを水平にカットして高さをそろえます。切った後のゴミはこまめに回収しましょう。
トリミング・植え替えの実践ポイント
- トリミングは水草がしっかり育った状態で、1か月に1回程度を目安に行う
- 水草の切り口がスパッときれいに切れる、先の細いハサミ(トリミングシザーズ)を使う
- 植え込みにはピンセットがあると、底床に深く差し込めて抜けにくい
- 切った水草のクズはネットですくい取り、水に残さない
- 作業後は水換えの正しい手順で1/3ほど水換えをして、水をリセットする
- 一度に大量に切らず、数回に分けて少しずつ整える
おすすめの道具
トリミングには、水中での作業に向いた長めの水草用ハサミ(ストレート型またはカーブ型)と、先端がしっかり閉じるステンレス製ピンセットの2本があれば十分です。アクアリウム専門ショップや通販で手に入る市販のセットを選べば、水槽の深さに合わせた長さが選べます。サビにくいステンレス製がおすすめです。
まとめ
水草のトリミングは、慣れるまでは「切りすぎたらどうしよう」と不安になりますが、水草は意外と丈夫で、切った分だけまた元気に育ちます。道具をそろえて、少しずつ試してみてください。定期的に手を入れることで、水槽の景観も水質も長く安定し、魚たちにとっても過ごしやすい環境になりますよ。
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